妊娠中にニンニクを食べるメリットとデメリット
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妊娠中にニンニクを食べるメリットとデメリットについてまとめました。
photo byMarkus Spiske
疲労回復させる効果
ニンニクを食べる一番のメリットと言えば、この疲労回復効果かもしれません。
ニンニク独特の香りの由来となっている成分が「アリシン」と呼ばれる成分です。
体内において、糖質をエネルギーに変換する成分がビタミンB1です。ビタミンB1が不足すると、エネルギー変換の力が弱くなり、疲労の要因である乳酸が溜まりやすい状態になってしまいます。
実は、ニンニク自体にビタミンB1も含まれており、アリシンはこのビタミンB1と結合して体内に吸収されやすい成分へと変化します。
この変化したビタミンB1は、活性持続性型B1とも呼ばれ、長く血中にとどまる事でその力を持続的に発揮する事ができると言われています。
ニンニクを食べた時に言われる「スタミナがつく」や「疲れが取れる」と言われる効果は、このアリシンとビタミンB1の相互的な作用によるものと考えられます。
免疫力低下時のサポートに
ニンニクに含まれるアリシンは、硫化アリル類のアリインと呼ばれる成分が素となっていて、ニンニクに辛みや刺激の要因となっています。
これら硫化アリル類には、強力な殺菌作用がある事で有名で、ウィルスや細菌等への効果も期待できます。
妊娠中は、ホルモンバランスの影響で免疫力も低下しているので、風邪等の要因となる細菌やウィルス撃退の効果も助けとなるはずです。
悪阻中に苦手になる理由
スタミナアップや疲労回復の効果に加え、殺菌効果も高いアリシンの作用ですが、その独特な香りによって妊娠中に苦手になる場合も。
特に強い香りが苦手になる悪阻の時期には、より強力に嫌悪感を感じる女性も多くなってしまうようで、妊娠中にニンニクを食べるデメリットと言えます。
ニンニクを食べた後に感じる匂いは、口の中から発生しているだけでなく、ジアリルジスルフィドという臭気成分となって、毛穴からも排出されると言われています。
どうしても、ニンニクの匂いが苦手になってしまっているなら、口臭予防だけでは防ぎきれないため、自分のパートーナーにも協力して貰って「この時期は食べない」と決めてしまうのも一つの方法です。