妊娠中に飲む必要があるサプリ・飲む必要のないサプリ
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妊娠中に飲む事を推奨されているサプリと、あえて飲む必要のないサプリがあります。そんな、「妊娠中のサプリメント摂取」についてまとめました。
photo by Health Gauge
飲む必要のあるサプリ
妊娠中に飲んだ方が良いサプリの代表格が「葉酸」です。葉酸はビタミンB群の一種、妊娠の1ヶ月前から3ヶ月迄の間に飲む事で、神経管閉鎖障害の発症リスクを減らすため、厚生省や各種医療研究センターでも摂取することを推奨しています。
基本的に栄養素は「食事から摂る方が好ましい」と言われるのが一般的ですが、葉酸に関してはちょっと特殊で、「食事と合わせてサプリも摂る方が良い」と言われます。
その理由は、水溶性ビタミンである葉酸が熱に弱く、調理によってほとんどが失われてしまう場合が多いため。また、食品に由来する葉酸は「ポリグルタミン酸型」と呼ばれ、小腸で吸収された後、代謝過程で多くの影響を受けます。結果的に生体量されるのは、半分以下になってしまうとのこと。
一方で、サプリを利用した葉酸は、成分が凝縮されており、「プテロイルモノグルタミン酸型」と呼ばれる安定性の高い葉酸で生体利用される割合も高いです。
これが、珍しく「サプリも使った方が良い」と言われている理由です。葉酸は、栄養補助食品から1日あたり「400μg」を摂取する事が通知されています。
場合によって飲んだ方が良いサプリ
場合によって使った方が良いサプリの代表は「鉄」です。妊娠時期は鉄分欠乏症になりやすい時期。病院の診断によっては「鉄剤」が処方される場合もあります。
▶関連:妊娠中の鉄分の必要量は?普段の食事で無理なく摂取する方法
飲まなくても良いサプリ
葉酸を除く、ビタミン系のサプリは特に飲む事は推奨されていません。食事をおろそかにする事なく、補給できる栄養素はバランスの良い食生活でしっかりと摂取するようにする事が理想。
また、摂取上限のある栄養素には注意が必要。ビタミンAは上限設定されている栄養素で、1日の上限は「2700μgRE」です。上限は指定されていませんが、ビタミンDも過剰摂取によって、嘔吐・下痢・腎機能障害等が起きる場合があるので注意が必要となります。