妊娠中のカフェインはなぜダメ?赤ちゃんへの影響と3つの理由
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妊娠中にNGとされるカフェイン。では、なぜ妊娠中は避けた方が良いと言われるのでしょうか?その理由と赤ちゃんへの影響についてまとめました。
photo by David Joyce
赤ちゃんに届きやすい
コーヒー等を飲んで摂取したカフェインは、胎盤を通じて赤ちゃんにも届けられます。カフェイン由来の効果である「興奮作用」や「覚醒作用」も赤ちゃんへと伝わるという事。
特に妊娠後期になるとお母さんの代謝も遅くなるため、カフェインを排出する時間もかかり、体内に溜まったカフェインが赤ちゃんへ届きやすくなるとの事。
赤ちゃんへの影響で報告されている事例としては「発育遅延」「流産や死産」等があります。(※但し、一日 コーヒー8〜10杯等過剰な摂取)
「科学的な根拠」については、現在も調査中で「影響ある派」と「関係ない派」に別れているようですが、「しっかり赤ちゃんへと届いてしまう」という事は事実です。
赤ちゃんがカフェインを蓄積しやすい
赤ちゃんは、お母さんと比べて臓器も未発達な状態のため、送られてきたカフェインをうまく分解する事ができず蓄積しやすいと言われています。
また、カフェインの分解に関わる「CYP1A2」と呼ばれる肝臓内の酵素は、赤ちゃんはもちろん子供でも未発達な酵素。「子供にコーヒーはダメ」と言われる根拠のひとつです。
鉄分やカルシウムの排出
「鉄分」や「カルシウム」は妊婦さんに必要な栄養素で、不足になりがちと言われる栄養素。
カフェインには、ミネラルやビタミンを排出してしまう効果があるため、これら必要な栄養素が不足しがちに。珈琲に含まれるタンニンには、鉄分吸収を阻害してしまう働きまであります。
特に妊娠初期には、赤ちゃんにどんどん栄養を送り、お母さんの血液量も変化する事から「貧血になりやすい時期」のためカフェインの摂取にはより強く注意が必要です。