痛ーっ!妊娠中に足がつる原因と対策・簡単な予防方法
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妊娠中に特に起こりやすくなる、ふくらはぎがつる状態のいわゆる「こむら返り」。妊娠中ならではの原因とその対策方法や、そもそも起こりにくくするための簡単にできる予防方法についてまとめました。
photo by John Tyler
妊娠中に足がつりやすくなる原因
妊娠中に足がつりやすくなる原因は次のようなものがあります。
体重増加による負担
赤ちゃんがどんどん大きくなるにつれて体重が増加する事で、足腰にこれまでにない負担がかかってきます。これにより慢性的な足腰の疲労状態が続き足がつりやすい状態となります。
栄養不足
これまでは足りていた栄養素も、赤ちゃんの成長のためにどんどん送られる事によって不足しがちになります。足がつる原因を作りやすい栄養素はカルシウムとマグネシウムのミネラル系の栄養素です。
人の身体を構成する基本的な部分であるため、赤ちゃんへも優先的に送られます。その結果、ミネラル不足になりがちになり足がつりやすくなります。
体温上昇によるもの
妊娠初期から中期は高温期による体温増加。また中期から後期にかけては皮下脂肪増加による保温機能の増加によって暑いです。
▶関連:妊娠中に暑い!と感じる原因・汗や暑さで眠れない時の対策
このように、妊娠前と比べて「暑い」状態が続く事で必然的に汗の分泌量も増えます。汗の分泌によって失われたミネラル不足により足がつりやすい状態になります。
こむら返り対策
一般的に言われるこむら返りが起こってしまった時の対策は、一気に収縮してしまった筋肉をゆっくりと伸ばす事です。具体的には、痛みが少し落ち着いた時点で、足のつま先を自分側にゆっくり引っ張るようにします。
妊娠後期になるとお腹の大きさで、足先まで手が届かない事がほどんどですので、寝室の壁を利用してゆっくり押すようにするか、旦那さんに引っ張ってもらうようにします。
妊娠中のこむら返り予防
妊娠中にできるこむら返り対策には次のような方法があります。
背伸びに注意する
何度かこむら返りを経験すると「そろそろきそう」な感覚が分かるはずです。この時に、背伸びをするように足のつま先を伸ばしてしまうと一気にこむら返りを誘発します。
特に朝起きたタイミングや、夜中にうっすら目が覚めた時等にうっかり背伸びをしてしまわないように注意しましょう。
適度な運動
安定期に入ったあたりから、医師に相談のもとで軽めの運動や散歩をするようにしてみます。足腰への負担が増えてくる前に筋肉量をつけたり体力をつける事が目的です。
決して無理はせず、日々の生活の中で少し意識する事がポイントです。
食生活の改善
妊娠前と変わらないような食生活であれば、妊娠時に合わせた食生活を意識するようにします。赤ちゃんへの栄養補給、お母さんの体力づくり。両方の面から食生活の改善は不可欠です。