妊娠中に梨を食べると太る?妊娠中の影響と注意点

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妊娠中に食べる梨(ここでは和梨のこと)について、食べる事でのメリットとデメリットをまとめました。

photo by studio tdes

 

 

妊娠中に梨を食べるメリット

妊娠中に梨を食べるメリットは次のようなものがあります。

便秘解消に

梨の甘さの由来ともなっている成分がソルビトールと呼ばれる成分。梨の他にもリンゴ・桃・バラ科の果物に豊富に含まれている糖分で、同じ量の砂糖と比べた時にカロリーが低い事が特徴です。

このソルビトールは吸水作用がある事が知られています。腸内で吸水作用が起こる事で、便を柔らかくしかさ増しする事で便通が良くなります。さらに、腸内の蠕動運動も活発にする事もお通じを良くさせる要因です。

妊娠中は特に便秘になりやすい時期なので、梨の便通を良くする作用が効果的と言えます。

▶関連:妊娠中の便秘の原因と具体的な対策方法・いきむ時の注意点は?

辛い悪阻の時に

悪阻がひどかった時に「梨ばかり食べてた」という人もいるようです。梨は成分のほとんどが水分で出来ているため、悪阻で気持ち悪くなりやすい時期でも比較的食べやすい果物になります。

また、先に紹介したソルビトールは、水に溶ける際に吸熱反応を起こします。吸熱反応が起こるとヒンヤリとした感覚を得られる事ができるため、この反応を利用してガム等にも使われています。

また、梨を食べた時のしゃりしゃりと言う歯ごたえは、梨に含まれるリグニンと言う食物繊維に由来するものです。

もともと水分量が多く食べやすい事に加え、ソルビトールに由来するヒンヤリ感や、リグニン由来のしゃりしゃり感も、悪阻中に梨を食べやすい理由のひとつと言えそうです。

比較的低カロリー

「梨の成分はほとんどが水分」と紹介しましたが、そのおかげもありカロリがそれほど高くないフルーツでもあります。妊娠中の間食でカロリーオーバーになってしまっている時には、お菓子よりも梨が適しているかもしれません。

 

妊娠中に梨を食べるデメリット

一方で梨を食べる事のデメリットには次のようなものがあります。

「冷え」に注意

梨には体を冷やしてしまう効果があります。昔は「体を冷やすから嫁に食わすな」と言われていた事もあるようです。もちろん、過剰に食べなければ体を冷やしすぎるという事はありませが、冷やし過ぎないように注意する必要はあります。

糖質に注意

梨は他の果物と比べて、同じ重量でやや糖質が多くなっています。妊娠中は体内での糖質コントロールが苦手になっている時期ですので、一気に食べ過ぎて血糖値を急上昇させてしまわないように注意が必要です。

ちなみに妊娠中に食べて良い果物の目安量は約200gと言われています。梨に換算すると1個分の量になります。

▶関連:妊娠中の血糖値をきちんと下げるには?具体的な方法と食べ物

 

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